Up-Tight |
|
Stevie Wonder |
|
1992/ POCT-1802/ Japan/ Motown/ CD | |
Stevie Wonderが66年に発表したこの傑作アルバムから、ジョージィは時を隔てて2曲をカバーしています。1曲めはジョージィがほぼ同時期に発表した“Sweet Things”に収録されている[10]。非常にシンプルな音楽讃歌ですが、オリジナルではStevieお得意のハーモニカのソロになっているパートをオルガンに変えている以外は、わりと忠実にカバーしています。なぜこの地味な曲をカバーしようと思ったのか不思議な気もしますが、ジョージィは前年にイギリスで行われたモータウンレビューに参加しているので、そこでStevieが演奏しているのを聴いて気に入ったのかもしれません。 もう1曲はタイトル曲の[6]。ジョージィのカバーは14年後となる1980年発表の“Closing The Gap”に収録されています。アルバムのコンセプトに沿ってレゲエでカバーしたバージョンですが、新鮮で心地よくはあるものの、曲の良さが生きているかと問われると微妙な気も……。 ちなみに先に触れた[10]は、Stevieが65年に発表したシングル“Hi Heel Sneakers b/w Music Talk”が初出です。さらにそのStevieの“Hi Heel Sneakers”のシングルには“Funny How Time Slips Away”をカップリングした盤も存在したりします。ということは、65〜66年にジョージィがカバーしたこの3曲、本人のなかではStevie Wonderという糸によってむすばれていたのかもしれませんね。【K】 |
No | タイトル | 作曲 | オリジナル/カバー | メモ | Buy |
---|---|---|---|---|---|
1 | Love A Go Go | E. Shelby / B. Beaty | |||
2 | Hold Me | M. Broadnax / C. Paul / S. Wonder | |||
3 | Blowin' In The Wind | B. Dylan | |||
4 | Nothing's Too Good For My Baby | S. Moy / H. Cosby / S. Wonder | |||
5 | Teach Me Tonight | G. DePaul / S. Cabn | |||
6 | Up Tight | S. Moy / H. Cosby / S. Wonder | 原題はUp-Tight (Everything's Alright) | ||
7 | Ain't That Asking For Trouble | C. Paul / S. Moy / S. Wonder | |||
8 | I Want My Baby Back | E. Kendricks / N. Whitfield / C. Grant | |||
9 | Pretty Little Angel | C. Paul / S. Moy / M. Valentino | |||
10 | Music Talk | T. Hull / C. Paul / S. Wonder | |||
11 | Contract On Love | L. Dozier / J. Bradford / B. Holland | |||
12 | With A Child's Heart | V. Basemore / S. Moy / H. Cosby |